私たちの想い
ユニコーンは、1991年3月25日に設立し、本年31年を迎えます。この間のテクノロジーの進化は目覚ましく、パソコンや携帯電話、タブレット端末など、情報機器は今、私達の生活をとても豊かなものにしてくれています。
幼児から高齢者まで、インターネット・仕事・勉強・市販ゲーム等々、皆様の「やりたいこと」は多種多様です。
しかしながら、その恩恵は障がいのある方々にもいきわたっているでしょうか…
矛盾を解決する
テクノロジーが障がいのある方々にいきわたらない矛盾を解決する
設立20年の節目となる2010年3月、複数の社会法人・教育機関と連携し「テクノロジーと福祉の融合」をスローガンに、障がいのある方が「みやすく」生活できる、そんな夢を実現する「miyasukuプロジェクト」を発足致しました。
miyasuku
miyasuku(みやすく)は、
広島弁で「易しい・簡単に」という意味です。
本プロジェクトは、障がい者とそのご家族、
福祉活動に携わる支援者の方々の活力向上に
つながるテクノロジーを提供し、
共生社会に貢献します。
具体的には
自立(自分でやる)を支援します
身体が不自由であったり、知的障がいがあるからといって、パソコンが使えないわけではありません。視線や簡単なボタン操作で特定のアプリや情報にアクセスできるようにするだけで、多くの障がい者がパソコンを使えるようになるのです。障がい者が「自分で楽しむ・自分が働く」ということに対して積極的に取り組むことによって、自己効力感が高まりますし、自尊心も形成されます。
娯楽(自分を楽しむ)を提供します
私たちの回りにはたくさんの娯楽があり、それは私たちにとってストレスの解消などに役立っています。
障がい者にとっても、それは同じでしょう。例えば、発達障がいのある人達においては感覚的に過敏な方も多く、通常ならば何でもないような場面でテンションが高じ、ストレスを受けやすい日常を送っています。逆に、そうした感覚の状態を生かし、興味・関心のある内容をパソコンのソフトで提供していくことで、心の不安を和らげる効果も期待できます。
リハビリ(自分を伸ばす)
のお手伝いをします
娯楽のためのゲームでも、その中では適切にものごとを記憶したり、必要なことがらに注意を向けるといった認知的要素が欠かせません。従って、ゲームのようなソフトでも、単純な娯楽だけでなく、適切な注意の方向づけや注意の持続、記憶の訓練などのリハビリに使えます。また、ゲームの中での障がい者の操作を記録・分析することで、注意や記憶の認知的な評価が可能になります。私たちは、日常では見えにくい障がい者の認知的障がいの評価や、成長の可視化をお手伝いします。